太陽光パネルの発電効率の良い角度
太陽光パネルは陽が当たれば発電しますが、太陽光パネルに垂直に陽が当たる時に、発電効率が最も良くなります。
太陽追尾式の太陽光パネル架台が欲しいところですが、我が家にはそれを取り付けるような場所がありません。
小さなパネルならまだしも、大きなパネルとなると風の影響をもろに受け、安全面からしっかりした架台が必要です。
そこで、ベランダに付ける角度調整式の架台を作ることにしました。
角度調整型太陽光パネル架台の自作
ベランダの壁に取り付け、手動で角度を調整する架台です。
調整角度は0~90度を目標。
0度は、台風や大雪時の待避用。
0~90度は、太陽の角度に合わせて可変できるものです。
季節によって太陽高度が変わるので、それに合わせて簡単に調整できる事を条件にしました。
材料
・カラーアングル(棚で良く使われる一般的なもの)
600mm 4本
※ アングルの長さはパネルの大きさにより異なります。
・鋼材チャンネル 900mm 4本
鋼材チャンネルの2本はカラーアングルの角度調整用にカット。
残りの2本はベランダを挟み込むように固定するためのもの。
・スライドレール 2本1セット
・スライダー 1個
・全ネジ M8
・長ナット 50mm 1個
・エビナット M8用
・アングル類
・ステンレスボルト、ステンレスナット 多数
ステンレス座金(ワッシャー)、ステンレスバネ座金 多数
ボルトナット類は、必ずステンレスの物を用意して下さい。
製作にあたって
自分で試行錯誤しながら作った初めての試作機です。
角度固定式で材料を用意したのですが、どうしても角度調整式にチャレンジしたかったので、その材料にいろいろ付け足しながら作りました。
一応の完成を見て、実用に耐えそうなので公開します。
作るためにいろいろな部品を探し、便利な物もありましたので紹介します。
完成品
▼0度の状態(パネル収納時)
▼インパクトドライバーやドリルドライバーで角度調整
メガネレンチやラチェットレンチでも上下できますが、回す回数がとても多いので、電動工具を推奨です。
▼途中までおこした状態
▼コーナープレートを使って
可動部の支点になるボルトには、ステンレス座金かなり使っています。
そしてダブルナットで固定。
▼スライダーを動かす部分
全ネジの上部にはナットの長いものを固定。
鋼材チャンネルを四角い金属と組み合わせています。
かなり力がかかるので丈夫な材料を選びました。
▼上部のナット部の固定
アングル二種類を使い、上部の金属(白い横に付いた金属)に固定しています。
動かす時に摩擦が大きいので、ワッシャーなど組み合わせました。
全ネジの紹介をしたいところですが、見つかりませんでした。
ホームセンターで購入できますが、mmネジとインチネジがありますので、ナットや長ナットなどと組み合わせて購入がベストと思います。
▼スライダー部のエビナット
全ネジの回転を受けるナットには、エビナットというものを使いました。
アングルに穴を開けて、エビナットをさし込みます。
その状態でM8のボルトを締め込みか締めます。
するとアングルを左右から挟み込むようにナットが潰れて固定されるという便利もの。
実際にパネルを付けて動かしてみた
パネルを付けてメガネレンチで動かすと、結構重さを感じました。
全ネジにはグリスを塗ってありますが、パネルを持ち上げる時にバネの力を借りたりと、現在も改造中です。
四季に応じて角度調整するだけなので、これでチャレンジしてみます。
注文していた鋼材チャンネルが届いたので、次回はベランダに取り付けします。
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