炬燵の脚を長い脚に替え、テーブルとして使いたい

コタツの脚と同じ取付方ができるように、角材を長い脚に加工します。
その作業で必要な物が、VブロックやM字ブロック、45度の角度で板を切るための治具(ジグ)。
自作した丸のこ盤とスライドテーブルに合わせて作ることにしました。

▼スコヤを使って45度切断のイメージ
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45度の定規と言えば、直角二等辺三角形。
文房具で使った 2枚組三角定規 のうちの 1枚です。

丸のこ盤のスライドテーブルに、ベニヤ板を置いてイメージ作りをします。

ベニヤ板に、縦300mm 横300mm の線を引きます。
さしがねを使い、スライドテーブルの持ち手に直角になるように引いたのが 縦線300mm です。
横線はスライドテーブルに隠れてみえませんが、マスキングテープを貼り印を付けました。
引いた線の先端を結ぶと、45度の線ができあがりです。



今回作るのはこの下のパーツ

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スライドバーに固定し、縦にせり上がる部分 ____| を作ります。
丸のこ盤の刃がすぐ右側を通ります。



材料・工具等

  • 14 × 30 × 1000 の角材 2本
   20 × 30 の角材を考えていましたが、家にある材料で作りたかったため

  • スコヤ
  • クランプ
  • プロクソンミニルーター または ドリルドライバー
  • 直径 3mm のドリル
  • ビス
  • ボンド


製作

▼今回作るもの
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縦板が二重になっています。
最初は縦板 1枚で作ってみたのですが、心許ないというか強度不足で倒れると大きな怪我に繋がりそうです。
また、すぐ右側を丸のこの刃が通りますが、縦板も一緒に削ってしまうこともありえます。
そこで 1枚追加しました。

1.  最初は、縦板1枚をボンドで固定

ボンドを塗ってすぐにビス止めをしたいところですが、ビス止めの際に板がずれることもあります。
今回は直角に接着することだけを意識し、クランプ等で押さえつけながらボンドっを乾燥させました。


2. ビス止め

ボンドだけでもしっかり付いていますが、ビス止めもしました。
ここが壊れると大きな怪我につながるかも知れません。
しっかり補強しましょう。

▼ビス止めの下穴作り

穴の位置は、材料の下や横に端材等で調整し、作業台に固定します。
ミニルーターを作業台の縁にそって移動させれば、下穴ができます。


下穴は、インパクトドライバーやドリルドライバーでもできます。
所有している道具で作って問題ありません。
ビス止めしたら板が割れてしまった等無いようにすれば大丈夫です。


今回使ったドリルビットは一般的なもので、金属加工や木材加工などに使えますが、木工用ドリルビットを使った方が位置決めや穴あけをしやすく仕上がりも綺麗です。






出典:Amazon



3. 一番右の板を二重にしてみる

この板のすぐ右側を丸のこの刃がきます。
間違って板を削ってしまっても大丈夫なように板を二重にしました。

▼ビス止めした右側に板を追加
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間違って削っても、ビスに丸のこの刃があたることは無いようにしたつもりです。
多少削れても、45度の角度が出せれば大丈夫。

▼今回完成したもの
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一番右の板は、両面テープで固定しました。
沢山削れてしまった場合、交換できるようにと考えて。

ところが、クランプ等で押さえていたためか、後から剥がそうと思っても剥がせませんでした。
しっかり貼り付いています。



右側に作った板は何のため?

自作した丸のこ盤のスライドテーブルの上に固定して使いますが、この高さが無いとスライドテーブルが二つに切断されてしまいます。

厚い板を切断する場合、それに合わせて丸のこの刃も出します。
スライドテーブルの持つ部分に、丸のこの刃が届かないようにするための高さです。





今回はここまで

完成したのはこれだけ?
と思ってしまいますが、

考えていた材料が見つからず、いろいろ設計変更して作りました。
大きな材料を使うような治具では無いですが、使い勝手の良いものになればと思っています。