勝手口の断熱を考える

勝手口のドア付近が寒い。
北風が吹く季節は特に厳しく感じます。

そして夏には西日がきつく、断熱できる良い方法はないか考えていました。

二重窓にしたいと思っていましたが、勝手口は片開きタイプ。
構造上二重窓にしづらい部分があります。



そこで、ガラス部分だけでも二重窓風にしてみました。


完成写真

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ガラス部分に、ポリカーボネイトの窓を固定しています。

※ 以下、ポリカーボネイトポリカ と略して表記します。


使用した材料

ポリカの廃材 (二重窓を製作した時のあまり)
ジョイナー T型 と エ型
両面テープ
セロテープ


▼ポリカの廃材とジョイナー
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作り方

  1. ポリカの廃材を用意する
  2. 設置するガラス窓に合わせ、デザインを決める
  3. ガラス窓の大きさを正確に測定する
  4. 固定する場所に合わせ、ポリカの廃材を加工する
  5. ジョイナーを加工する
  6. ポリカの断面をセロテープで塞ぐ
  7. ジョイナーに両面テープを貼る
  8. 組み立て


1. ポリカの廃材を用意する

前に製作した二重窓のあまり(ポリカの廃材)を集め、設置するガラス面積に合わせ準備します。


2. 設置するガラス窓に合わせ、デザインを決める

廃材なので、いろいろ組み合わせながらデザインを決定します。
このポリカはブラインド風にデザインされているため、向きを考慮し位置を決定します。
ポリカの片面に紫外線をカットする処理がされていると思います。
その面が屋外に向くように使いましょう。


3. ガラス窓の大きさを正確に測定する

ガラス窓の大きさを正確に測定します。


4. 固定する場所に合わせ、ポリカを加工する

固定する場所に合わせ、切断・微調整をします。
ジョイナーの厚さを考慮して作りましょう。
クラフトソーで切断し、かんなで加工しました。




5. ジョイナーを加工する

▼T型ジョイナーは周りに固定
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▼T型ジョイナーの端を 45度 でカット(手前から二番目)
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周辺部に使う T型ジョイナー は、45度 にカットすると綺麗に見えます。
エ型のジョイナー は、デザインによりカットを工夫が必要な場合があります。


6. ポリカーボネイトの周囲をセロテープで塞ぐ

▼例:これはマスキングテープを使用している写真ですが…
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実際にはセロテープを使いました。
ジョイナーで隠れる部分が少ないので、目立たないようにしたつもりですが、他の方法でもOKです。

また、ガラスとポリカがとても近い位置にあるので、断熱のための空気層はポリカの厚さ分しかありません。
少しでもポリカ内部の空気を密閉できればと考えました。


7. ジョイナーに両面テープを貼る

▼断面図(イメージ)
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上側が屋内。
下側は屋外です。

デザインによりジョイナーを使うところが変わるので、例として考えて下さい。

両面テープを使用しているところは、オレンジ色の部分です。
ジョイナーをサッシやガラスに固定する部分になります。
少ない面積ですので、貼り付ける前にサッシやガラス面の汚れやホコリなどを拭き取ってから付けましょう。


8. 組み立て

ポリカとジョイナーを組み合わせながら、両面テープの部分を良く押さえて貼り付けます。

▼こんな感じで組み合わせて
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▼全体
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実際に使ってみて

空気層がポリカ内部だけのような構造ですが、予想以上に断熱効果がありました。
ガラス面から伝わってくる冷気がどれだけ大きかったのかということを体感しました。

また、夏の西日がきつい時も、紫外線カットと断熱の効果が感じられます。

二重窓を作った時のあまりですが、このような形で生かせて良かったと思います。
今回購入したのはジョイナーだけ。
格安の二重窓風です。
デザインもまあまあではないでしょうか?
個人的には気に入っています。