治具(ジグ)の使い方編


基本の使い方


▼切断の様子をイメージして下さいね
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▼この切断位置にスライドバーの目盛りを合わせます
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切断位置を合わせ、蝶ボルトでスライドバーを固定します。
この場合 60mm で切断します。


▼切断する材料を置いて切断したいところですが...
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このまま切断するとスライドバーも切れてしまいます。
せっかく作ったので捨て板を乗せましょう。


▼捨て板を乗せた状態
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下の目盛りは隠れてしまいますが、蝶ボルトで切断する長さを固定しているので大丈夫です。


▼クランプ等で固定した状態で使いましょう
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応用編

5mm や 10mm の切断はどうするの?

▼5mm の例:捨て板等を利用します
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スライドバーを20mmに設定し、捨て板の15mmを使えば
20-15 = 5 ですから 5mm の切断が可能です。
そう考えれば、いろいろな寸法で切断できますね。


▼捨て板を調整で入れます

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▼捨て板(下に敷く板)と切断する棒などをセットします
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蝶ボルトで固定してあることを確認しましょう


▼5mmの切断です
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いかがでしたか?

治具は便利だと思って頂ければ幸いです。


完成した治具の使い方は、難しくありません。
ただ注意して欲しい点がいくつかあります。


作成時に使用した写真から想像できるかと思いますが、念のため確認させて下さい。



今回作成した治具は

  1. 作った時に引き溝の幅を決定した時の鋸専用です。
  2. 捨て板を使用し、スライドバーを切らないように使用して下さい。
  3. スライドバーの目盛りは手書きのため、寸法の誤差が考えられます。
  4. 治具を作業台に固定して使いましょう。


1. 作った時に引き溝の幅を決定した時の鋸専用です

あさりの無いクラフトソーに合わせて作りました。

▼クラフトソー145
クラフトソー

あさりのある鋸で切断すると、引き溝が広くなり、正確に切断できなくなってしまいます。


2. 捨て板を使用し、スライドバーを切らないように使用して下さい

▼捨て板を使って切断
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スライドバーで長さを決めた後に、捨て板を入れスライドバーを切断しないようにします。
捨て板には鋸の跡が付きますが、スライドバー保護のための消耗品と考えて下さい。


3. スライドバーの目盛りは手書きのため、寸法の誤差が考えられます

正確な長さにするためには、試し切りしてスライドバーの位置を決定して下さい。


4. 治具を作業台に固定して使いましょう

▼クランプで固定した例
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右手で鋸。
左手は、クランプと鋸の間で、材料を固定する用に押さえると使いやすいです。



おわりに

治具(ジグ)作りにはまってしまいましたが、効率よく同じ長さの物を作るにはとても便利です。
左から材料を入れ、右の板まで送り切断。
切断したらまた右の板まで送り切断の繰り返し。
「手動丸のこ盤mini」といった感じですね。

楽しいDIYライフを!








  


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