木材の歪みは、木の成長と関係しています

木の幹(木の断面)には、1年ごとの成長のあとをしめす年輪があります。
その中心部を髄(ずい)と呼び、一番古く、最初にできたところです。
また、木の皮の部分を樹皮(じゅひ)と呼び、樹皮側が新しくできたところです。
樹皮に近いほど、水分・養分が多くなります

▼木の断面
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髄に近く赤みを帯びたところを、赤身(あかみ)または、心材(しんざい)
周辺部の白みを帯びたところを、白太(しらた)または、辺材(へんざい)
と言います。

この木(丸太)を製材(板を切り出す行程)すると、
大きく分けて 2種類 の板がとれます。


▼柾目板 と 板目板
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柾目板:年輪の中心となる 髄(ずい)を通るように製材された板
板目板:髄(ずい)を通らないように製材された板

製材の方法は色々ありますが、髄(ずい)を通らない板が多くできます。





製材された板が歪む理由

木材は、水分を吸うと膨張し、乾燥すると収縮します。
製材後の板は乾燥するため、水分の多かった辺材(樹皮側)ほど、収縮の割合が大きくなります。

特に板目板は、歪みが大きくなります(下図)。


▼製材された 2種類 の板(上段)
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柾目板は、辺材になるほど板の厚さが減少(縮む)。
板目板は、上図のように歪みとなって表れます。

樹皮に近いほど収縮の割合が大きく、枝分かれのため節も多くなります。



板の修正方法

樹皮に近い方を木表(きおもて)
髄に近い方を木裏(きうら)
と言います。

基本的には乾燥の度合いの多い木表を水で濡らし、裏返して重りを置いたりクランプで固定して歪みを修整します。


▼木表に、水で濡らして加重する
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筆者の場合

板の歪みは、反りだけでなく、ねじれもあります。

そこで、板全体を軽く水で濡らしてから、平らな板とクランプで固定しています。

歪んだ部分を一気に押さえ込むと、板にヒビが入る可能性もあるので、だんだんと力を加えていきましょう。
押さえ込む時間は、板の厚さや材質などによって異なります。

15mm 厚の杉板ならば、30分程度 でも違いが出ます。

19mm 厚の 1 × 4  長さ 1820mm では、ねじれがあり納得いく結果にはなりませんでした。
1820mmを押さえ込む平らな場所が無かったことが、理由の一つにあげられます。
また、板厚も薄い方が修正しやすいですね。

私の場合は DIY なので、夜にセットし、次の日に組み立てや塗装をすることが多いです。
押さえ込んでいる間は歪まないので、そんな方法でやっています。

板はその時の温度や湿度、天候等により歪みが出ることがあります。

修正した板をそのままにしておくと、また歪みが出ます。

ペンキやニスなどを塗装することで、水分の影響を減らすことができます。
歪みの防止になりますね。