ウッドバーニングって何?

最初にウッドバーニングという言葉を聞いた時に、杉の板をガスバーナーで焼くのだと思っていました。
そしたら電気ハンダごてでできるとのこと。

はんだごてというと電子工作をするもの。
こて先がダメになっちゃうのでは?

と勝手に思っていたわけですが、はんだごてで板に文字などを書く(焦がす)のだそうです。
木の全体を焼いて木目を楽しむものではなく、デザインとして文字や絵を書く(描く)と考えましょう。



電子工作ではんだ付けをする時に使ったはんだごてで大丈夫なのでしょうか?

やってみなければ判らないので、何年も使ってきたはんだごてで試してみます。

所有しているはんだごて
電子工作用  20W(ワット)で実験です。
でも、こて先をダメにしたくないので、直径3mmのアルミパイプを使いました。

電子工作用としてもまだ使っていきたいというコンセプトです。

▼直径 3mm のアルミパイプ
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▼ドライバーでこて先を外します
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▼外したこて先と同じ長さで切断します
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カッターでコロコロ転がして切り込みを入れます。
切り込みを入れたら手で折ります。
少しの力で切断できます。


▼切断後
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▼アルミパイプの先端をつぶします
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ラジオペンチの平らな部分を使いました。


▼ヘラタイプの先端の完成です
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アルミパイプは柔らかいので簡単に作れます。


はんだごてにこて先を取り付け完了
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▼木片で練習です
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1分程度でこて先が熱くなります。
火傷に注意して焼きましょう。


▼今回は文字の周りを焼いてみました
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こて先が熱くなるのに待ちきれず、木に押しつけて凹ませてしまいました。
力の入れすぎですね。
熱くなれば力を入れなくても焼くことができます。
20wでも問題なく木を焼くことができました。


▼周りを切断してネームプレートにしました
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クリップを切断して接着剤で固定します。


▼犬小屋にネームプレートが付きました
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▼銅線を使ってこて先づくり
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ヘラタイプのこて先が上手くいったので、文字書き用も作ってみました。

直径 1.6mm の銅線を使いましたが、細いためにネジで固定できません。
二つ折りにして丸みを帯びた先端にしました。
上の綺麗なものが使用前、下が使用後です。
色は変わりますが、使用には問題ありません。



練習を終えて

【はんだごてのワット数】
20wのはんだごてでも十分にウッドバーニングできることが判りました。
今回アルミパイプと 1.6mm の銅線を使いましたが、どちらも熱伝導率が良いので問題なくできました。
但し、すいすいとペンを動かすようにはいきません。
ゆっくりこて先を動かしましょう。
早く製作を進めたい場合は、ワット数を大きくしたいところです。

【コテ先の形】
1.6mm の銅線を二つ折りにしたのは取り付け時にネジで固定できないからです。
ですが使ってみると、文字を書いたり絵の縁をなぞるなど使いやすいと感じました。

先端が細いものも作ってみましたが、木目で引っかかりやすくなる傾向がありました。
どんな木目の板を使うかで、使いやすいこて先も変わりそうです。

今回は実験的な試みでしたが、焼いたものの質感も良いので、いろいろ試してみたいと思います。



ウッドバーニング専用のこてで、温度調節が可能なものが便利です。





  


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