車のタイヤは、走る・曲がる・止まる の全てに関わる重要なパーツです。
安全のために、日頃の点検が大切です。

でも… タイヤ 4本となると大きな出費。
つい、もう少し我慢してと考えがちですが、事故につながっては大変です。



すぐに交換したいタイヤ

▼右前輪
右前輪b
スリップサインまではあと少しありそうですが、
ヒビが全体的に入っています。
そして、タイヤ表面すぐ下にあるスチールベルトが見えはじめています。

このタイヤは、いつタイヤのゴムが剥がれてもおかしくない状態。
大変危険です。



タイヤの点検 5項目

  • 空気圧
  • 溝の深さ
  • 摩耗状態
  • 傷・亀裂の有無
  • 製造年
ほとんどが目視検査でできます。


空気圧

運転席ドア付近に、空気圧表示シールが貼付されています。
車種によっては表示位置が異なりますので、使用している車で確認しましょう。
空気圧の調整は、ドライブの前にします。
タイヤの温度が高い時は正しく調整できません。


空気圧が少ない場合
タイヤが少し潰れたように見えるので、わかりやすいと思います。
タイヤのたわみが増えることで操縦安定性が低下します。
また、摩擦抵抗が増えて燃費が悪くなります。
そのまま乗り続けるとタイヤショルダー部が早く摩耗します。


空気圧が高い場合
ゴツゴツしたような乗り心地になります。
そのまま乗り続けるとタイヤ中央部が早く摩耗します。



溝の深さ

スリップサインで確認しましょう。
スリップサインが出てから交換するのでは無く、出る前に交換しましょう。
スリップサインが出たら、タイヤとしての性能を保っていませんの意味。
タイヤの溝が浅くなると、ハイドロプレーニング現象も起こりやすくなります。
※ハイドロプレーニング現象 : 雨水の排出がまにあわず、タイヤが水に浮いた状態になり、コントロールできなくなる現象。



摩耗状態

タイヤの摩耗は均等ではありません。
乗車人数、荷物の重量、走り方、空気圧、装着位置などにより異なります。
定期的にローテーションして、摩耗状態が均一になるように心がけましょう。

ローテーションの方法は、車種やタイヤにより異なります。



傷・亀裂の有無

タイヤに、ガラス、金属、釘などが刺さっていたり、タイヤ側面に傷や一部の膨らみなどがある場合にはパンクやバーストすることもあります。
タイヤ側面を縁石や段差に強くこすりつけてしまった場合には傷の有無を確認しましょう。
タイヤの側面は薄くできています。
また、経年劣化によるヒビも気をつけましょう。


製造年

タイヤの山があっても、ヒビが入っている場合は要注意です。
タイヤの製造年を確認しましょう。

▼タイヤにある4桁の数字
製造周年
この場合2017年24週に製造されたことを意味します。

タイヤはゴム製品です。
ゴムだけでできているわけではありませんが、輪ゴムと同じように劣化します。
古い輪ゴムがプツンと切れるのと同じように、タイヤのヒビは劣化していることを意味しています。




交換時期はどのくらい?

一般的に、4 ~ 5年 を目安と言われています。
実際には、車種や運転の仕方、右左折、コーナリングの多さ、走行距離や積載量など様々な要因で異なります。

また、経年劣化もあります。
冬にはスタッドレスを使用しているからと言って、2倍 長く使えるわけではありません。

洗車の時などにタイヤの状態を点検しておくことをおすすめします。




新品のタイヤ

▼こんなにも山があるんですね
新品a
タイヤは地面と接する唯一のパーツ。
少ない設置面積で、走る、曲がる、止まるの全てを受け持ちます。
タイヤの状態を把握し、安全運転を心がけましょう。








  


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