片刃のこぎり
最近片刃のこぎりが増えています。縦引きや横引きを気にせずに使え、切れ味も良いのでとても便利です。
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柄もガンタイプで持ちやすく、替え刃式が人気です。
もし刃こぼれしたら、刃だけ購入すれば良いので安価。
そして刃だけ危険物で処分できます。(自治体により違いがあるかも知れません。)
ガンタイプの鋸で木を切るとすれば、片手引きです。
片手引きで真っ直ぐに板を切るポイントについて説明します。
板をまっすぐ切るポイント
- 板の固定
- 立ち位置と姿勢
- のこぎりの角度
- 引き方
- 切り終わるときの注意
1. 板の固定
机の段差やクランプなどを使い、板をしっかり固定することが大切です。これが出来ていないと、手や足で板を押さえることに力を使い、真っ直ぐに切ることが難しくなります。
2. 立ち位置と姿勢
板の大きさや固定の仕方で違いが出てきます。足は前後に開き、後ろ足を横にします。(切断例1)
のこぎりでの切断面と、手・肩・肘が一直線上にくるように位置し、真上から刃を見下ろします。
▼切断例1
真上から見ないと切り始めから曲がり、修正できなくなります。
立ち位置と、切断面・のこぎり・手・肘・肩が一直線になることに気を配りましょう。
上の図は引き溝を作るために左手を当てていますが、「 ソーガイド 」 を使うと、常にこの姿勢で切断する事が出来ます。
▼真上から見た様子
▼切断例2
板が動かないように手で押さえると、切断面を真上から見ることが難しくなります。
この場合は、切断面・手・肘・肩の位置が一直線になるようにのこぎりを引きます。
足の位置は切断例1より、やや横に開きます。
慣れるまで練習が必要ですが、板が動いてしまう場合はこうなります。
板が動かないように、クランプ等で固定しましょう。
3. のこぎりの角度
鋸を引く角度は、15~30度。角度はあまりつけない方が真っ直ぐ切れます。4. 引き方
切り始めは刃もと(グリップに近い方の刃)を使います。後は刃渡り全部(刃全体)を使い、ゆっくり、力まず引きましょう。
ちょこちょこ動かすのはダメです。力が入り曲がってしまいます。
日本ののこぎりは引くときに切れるようになっているので、戻すときは切れません。
真っ直ぐ切ることに気を配りながら、刃渡り全部を使うことがポイントです。
グリップも力入れて握らずに、小指や薬指に引っ掛けて切るつもりでいいですね。
5. 切り終わるときの注意
切り終わりが近づくと、板の重さで木が折れてしまうことが多いです。切るスピードをゆっくりにして、誰かに持って貰うか、左手で板が落ちないように持って切りましょう。
終わりに
立ち位置と姿勢がとても大切です。大きなベニヤ板から必要な大きさを切る場合、板の上に乗って切る必要も出てきます。
力まず、真っ直ぐのこぎりがひけるように気を遣いましょう。
それでも上手くいかないときは 「 ソーガイド 」 を使いましょう。
効果絶大です。
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