ドリルドライバー と インパクトドライバー
どちらも ドライバー と言う名前が付いていますが、結構違いがあります。
あなたの使い方にはどちらが合っているか確認してみましょう。


ドリルドライバー と      
 インパクトドライバー

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電動ドリルドライバー と 電動インパクトドライバー の違いを 4つの観点から比べます

  • チャック
  • スピードコントロール
  • トルク調整
  • 回転方向の切り替え

チャック(ドリルビットの取り付け部)

▼ドリルドライバー(左)とインパクトドライバー(右)
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ドリルドライバー


  • チャックには3本の爪があり、リングを押さえながらスリーブを回すことでビットを固定。
  • キーレスチャックなので、手で簡単にビットの脱着ができます。
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リングを押さえながらスリーブを回し、爪の間隔を調整します。
目的のビットを入れたらスリーブを強く締めてビットを固定します。

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▼丸軸タイプのドリルビット
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▼六角軸タイプのドリルビット
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▼取り付け可能なビット
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丸軸タイプ・六角実タイプ等いろいろな径のものが取り付け可能。
チャックを回すことで、様々な径のビットに対応します。
この機種の場合、最大 10mm 径のビットまで取り付け可能です。

板厚 18mm ならば 25mm の穴を開けることができる仕様ですが、左から2番目の 13.5mm で4×4材を貫通させるのは無理でした。入門用の FDS12DVC ではトルク不足です。大きなドリルで対処しました。



インパクトドライバー

  • 六角軸タイプのビット6.35mmを固定できます。
  • ビットの付け外しは簡単。スリーブをつまんで引き出したところに差し込むだけ。
  • 六角軸タイプだけでも、ビットの種類は豊富。
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▼六角軸タイプのビット
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▼取り付けできるビット
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丸軸タイプや大きさの異なる六角形のビットは使用できません。

※ インパクトドライバーで使えるドリルチャックアダプタを使用すれば、丸軸タイプ等も利用可能。






スピードコントロール

  • ドリルドライバー ・ インパクトドライバー 共にスイッチの引金で、スピードコントロールできるものが多いです。
  • ドリルドライバーはさらに回転数の制御ができます。

▼ドリルドライバー(左)は、LOW と HIGH の2種類のスピードが選べます。
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ドリルドライバーは、HIGH と LOW の2段変速 + 無段変速で、幅広い回転数でコントロール可能。
インパクトドライバーは、引き金の握り加減による調整のみです。
ドリルとして穴を開ける場合は、使用するときの回転数を考える必要があります。

※ 手持ちの機種で写真を撮っています。同じ機種での比較ではありませんが基本は同じです。



トルク調整

ドリルドライバーのトルク調整

▼ドリルドライバーのクラッチ調整部

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クラッチを回すことで、1~22 段階のトルク調整の他、ドリルモードがあります。(写真はドリルモード)
細かいトルク調整をすることで、小さなネジから長いネジまで対応。
コーススレッドの締め込みすぎを防ぎます。



インパクトドライバー

▼電源部での調整
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この打撃ボタンで 4段階のトルクの調整ができますが、この調整の無い機種が多いです。
そのためコーススレッドなど締め込みすぎてしまうこともあります。


回転方向の切り替え

ドライバーという名前が付くように、左右の回転方向を切り替えて使うことができます。
切り替え方法はどちらも一緒。正逆転切り替えレバーを押し込むだけです。
本体の左右どちらから押し込むかで、回転方向を切り替えます。
この機能による違いはありません。


▼ドリルドライバー
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▼インパクトドライバー
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コーススレッドの打ち込み比較

2 × 4 材に、下穴なしで 65mm の コーススレッドを打ち込んだものです。
引き金の調整で、どちらもきれいに打ち込むことは可能ですが、トルク調整が無いと、写真のようになりやすい。

▼ドリルドライバー(左)、インパクトドライバー(右)

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ドリルドライバーと、インパクトドライバーの特徴

ドリルドライバー( 日立工機 FDS12DVC 12V )
いろいろな径のビットが使えるため汎用性が高く、スピードコントロールやトルク調整も可能。
入門機として取り上げられることが多い機種ですが、SPFの 2 × 4 材ならば下穴も無く使用可能です。

まれに、もう少しパワーがあればと感じる事もありますが、下穴を開けることで対処できます。
もし次に購入するならば 14.4V に対応した機種が欲しいと思っています。
LEDライトは欲しいところです。

そうは言いながらも一番便利に使っている電動工具です。使いやすく、DIYで使うのであれば 12V でも十分に使えます。静かで、住宅街で使うのならばドリルドライバーしかないと考えます。



インパクトドライバー( マキタ TD137D 14.4V
ビット回転時に打撃を与えるためとてもパワフルです。仕事で使うのならば 14.4V 以上の機種が必要と思います。ドリルビットは細径だと折れる場合も出てきます。
ドリルドライバーのような細かなトルクコントロールはできないので、気をつけないと材料にコーススレッドがめり込んでしまいます。

引き金でのスピードコントロールを上手に使いこなすことが、一つのポイントになります。
使用時の打撃音は結構大きいので、住宅街で使用するのには気を遣います。
短時間の使用を心がけたいところです。