げんのうの使い方
げんのう、とんかち、かなづち、ハンマー。いろいろと呼ばれていますが、たたく物を槌(つち)といい、英語ではハンマーです。
そして、木でできている木槌(きづち)。
プラスチックでできているプラスチックハンマーなど。種類もいろいろです。
また、釘抜きがついた物や先端がとがった物もあります。
ここでは、両面が一見平らに見えるものについて説明します。
この道具を、玄翁(げんのう)といいます。
げんのうの各部の名称
くさび
これが無くなると、
頭がすっぽ抜ける可能性あり。頭 (かしら)
金属が一般的。
木やプラスチックもあり。平(ひら)
平らな面で、釘を打つ部分。
木殺し(きごろし)
少し丸みを帯びている。
釘打ちの最後に使い、板にキズがつかない様に
工夫されている。
柄(え)
手で持つ部分。一般的に木製。
釘の打ちかた
ポイントは、手首とひじのスナップを利かせ、釘をまっすぐ上から打ち付ける。
げんのうの平を使って打ち込んでいき、最後の一打で木殺しを使い、板にキズがつかないようにします。
げんのうが真上から打てていない場合は、釘が曲がってしまったり、
板にキズを付けてしまう。
釘打ちの位置
釘を打つ位置は、板の厚さで決まります。▼釘打ちの位置
下にくる板厚の中心に釘が刺さるようにします。
また、釘の間隔は離して打つほうが良いですが、
板の端になりすぎてもいけません。
▼板が割れやすい。
▼板の割れは、下穴を開けることで防ぐことが出来ます。
上になる板だけで良いですから、下穴を開けます。
キリかドリルを使います。
ただ、釘の太さよりも大きい穴を開けてしまっては釘が利きません。
卓上ボール盤があれば垂直に必要な寸法の下穴を開けることができますが、
無い場合は、出来るだけ垂直になるように気をつけて開けてください。
キリは慣れないと大きな穴を開けかねません。
電動ドリルをおすすめします。
また、下穴が斜めに開いた場合は、釘も斜めに入っていきます。
釘の長さ
使用する釘の長さは板の厚さと木目の向き(木の繊維の方向)に関係します。木口に釘を打ち込む場合は、板の厚さの3倍以上
木端に釘を打ち込む場合は、板の厚さの2.5~3倍
釘を打つ順番
釘打ちは位置の離れた両端から固定し、次に中央の順番で打ちます。
これを守らないと歪んだ作品になりかねません。
ボンドを使ってしっかりした物を作る
より強力に固定したい場合は、ボンドを塗ってから釘打ちをします。ボンドはまんべんなく塗りたいですが、釘打ちをしたら横からはみ出ないようにしましょう。
ボンドは水性なので、はみ出た場合はすぐにぬれタオルなどで拭き取っておきましょう。
ボンドがはみ出したまま乾いた後では、見た目も良くないし、塗料ものりません。
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